頭部への衝撃後に発現する遅延症状
HEAD
過去に自覚がないほどのわずかな頭部への外力を受けた場合でも、衝撃から数週間から約三ヶ月の間に頭蓋内の硬い膜の下に血液成分が溜まり、脳組織を徐々に圧迫することがあります。それらは原因不明の頭部の不快感や理解力や判断力の低下、不安定な歩行などの形で現れます。高精度なCTやMRIの画像を用いて脳内の液体貯留を正確に確認し、早期の回復に向けたサポートを行います。
慢性硬膜下血腫
ごく軽い頭部外傷の後、頭蓋骨の下、硬膜と脳の間で徐々に血が溜まっていくのが慢性硬膜下血腫です。2週間~3カ月という期間をかけて少しずつ脳が圧迫を受け、頭痛、認知症、ふらつき、しびれ、失禁などの症状が現れるのが特徴です。正しい診断が行われ、早期に治療を開始できれば、通常は問題なく完治しますが、放置してしまうと症状が悪化し、最悪の場合には死に至ります。
慢性硬膜下血腫の症状
・頭痛
・認知症
・ふらつき(歩行障害)
・手足のしびれ
・失禁
以上のような症状が、頭部を打った2週間~3カ月の間に起こった場合には、すぐに当院にご相談ください。
硬膜下血腫の検査と診断
症状を確認した後、最近頭を打っていませんか、ということをお尋ねします。酔っぱらっていた、ごく軽微な外傷であったことなどで、ご本人が忘れていることもありますので、予めご家族やご同僚に確認しておくのも良いでしょう。その上で、MRIまたはCTによる慢性硬膜下血腫の有無を確認し、診断します。