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医院あれこれ

糖尿病では仮面高血圧が6割

掲載日:2011年8月15日

糖尿病患者さんで高血圧を合併している場合、仮面高血圧の割合が6割にものぼることが報告されました

家庭血圧は高いものの
診察室では正常血圧である高血圧症を
”仮面高血圧”と呼びます
”仮面高血圧”では心筋梗塞などの危険性が
正常血圧者の2倍になることがわかっています

糖尿病に高血圧症を合併している場合
血圧の管理目標は
最高血圧は130mmHg以下、最低血圧は80mmHg以下です

滋賀医大医師の調査によると
高血圧としても治療を行っている
糖尿病患者さんに対し
家庭血圧と診察室血圧を調査した結果
実に6割もの患者さんが”仮面高血圧”と判断されました

出来るのであれば24時間血圧測定が良いのですが
これはなかなか出来ませんので
家庭血圧、中でも早朝血圧を測定し
これを元に血圧管理を行うことが重要なのです
特に糖尿病患者さんでは更に重要となるようです

週末の"寝だめ"だけでは不十分

掲載日:2011年8月5日

通常の睡眠不足による認知機能低下は、週末の睡眠時間延長だけでは回復しきらないことがわかりました

平均25歳の不眠症ではない34人を
睡眠検査室に13泊してもらい
定期的に眠気と脳機能を調査した研究結果です

まずは
通常時の脳機能を評価するため
最初の4泊は一晩8時間睡眠を行い
その後の6泊は一晩6時間睡眠を
続く”回復”のための3泊では
一晩10時間の睡眠を行っています

もちろん6時間睡眠時に脳機能は低下していき
2晩睡眠時間を延長させても
睡眠不足期間の悪影響を
完全に取り消すには不十分であるという結果が出ています

ただし
女性は
2晩の睡眠時間延長による回復度が男性より高い結果となっています

慢性的睡眠不足を
週末だけ睡眠時間を延長させるという習慣は
睡眠不足が脳機能にもたらす蓄積された悪影響を
取り消すには不十分なので
普段から充分な睡眠を取ることが
脳機能を維持するためには必要であると言えます

寝不足も寝過ぎも良くない

掲載日:2011年8月3日

一晩の睡眠時間が6時間未満であっても、8時間以上であっても、認知機能が低下することがわかりました

ロンドンを中心に
公務員を対象とした長期的研究で
1985年時点で35~55歳の5400人が参加しています

1997~1999年において
平均的な睡眠時間と記憶・認知状態を調査し
平均5.4年後に再度調査し
その結果を検討した研究です

女性では
一晩7時間睡眠群が最も認知機能が良好で
その他の睡眠時間群では認知機能が低くなっています

また男性では
6~8時間睡眠群では差がありませんでしたが
6時間未満または8時間以上群で
認知機能が低下していました

さらに
睡眠時間が調査期間中
7時間から8時間に増加した群では
認知機能ほぼすべての項目において低下しており
また睡眠時間が減少した群でも
一部の認知機能の低下が認められました

睡眠は
肉体だけでなく
脳の機能の回復・復旧に重要な役割を担っており
充分な睡眠が必要ではあるが
不必要な長時間睡眠は
脳機能に悪影響を与えるようです